26日ライカ銀座店2階でのM10の発表イベントに行ってきました。そしてM10触ってきました。
ボディーが3、4ミリ薄くなって、M7、M6TTLと同じなったこと、ISOダイヤルが備わったこと、ビューファインダーが見直しをされたこと等々既に情報は出ていましたがが、ぼくの注目点はファインダーです。
倍率がこれまでの0.68から0.73になってフィルムMと同等になったこともさることながら、視野が広くなり、フレームラインもよりくっきりしたファインダーは、覗いてみてすぐにその違いがわかる、とても良いファインダーになったと思いました。できることなら手元にある3台のデジタルMすべてに、このファインダーが欲しいくらいです。
リファインされたこのファインダーだけでも、M10は意味があると思います。
2006年初めてライカのM型がデジタルとして登場した時、それまでのフィルムユーザーの多くは、それまでよりも厚みの増したボディーに不満を言いました、そしてフィルムMよりも倍率の低くなったファインダーにも同様に不服でした。それから10年経ちましたが、その間ライカはそのユーザーの思いをしっかり受け止めていたんだと思います。M240で少し寄り道をしたような気もしますが、今回のM10は本来のライカRFカメラのあるべき姿にもう一度考えを寄せて、基本を見つめ直してつくられた、非常に重要なモデルだと思いました。久しぶりに登場した、ぼくも本当に欲しいライカです。
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2、3日前イギリスから来た友人二人と川越(小江戸)に行ってきました。ぜひ行ってみたいという友人の希望で案内することになったのですが、当方もこれまで訪ねたことはありませんでした。巧みに操る彼らの携帯で電車の時間から歩く道順まで彼らまかせ、まるでこちらが案内してもらうように彼らの後を追って歩いてきました。お昼は蕎麦屋でという希望でしたので、いちおう目安はつけてあったのですが当日はあいにくのお休み、あれあれと思いつつ歩いているうちに運よくすぐに次の蕎麦屋を見つけられたので、なんとか彼らの希望と空腹はおさまりました。

これは日暮れ前駅に向かう道で撮ったものですが、1メートルほどにピンを合わせたf3.5の開放、このレンズのボケ具合がよくわかると思います。レンズによっては煩くなるような色、形が背景にあるのですが、結構素直な描写ではないでしょうか。フィルム時代のライカの色の特徴は、アンバー系の色に暗部がグリーンというように記憶していますが、その方向で現像してみました。WBは晴天、M9>Heliar50mmf3.5VL>LRという環境ですが、結構思ったような色に仕上がったと思います。
それにしても川越が小江戸と言われていることさえ知りませんでしたが、都心ではなかなか味わえない情緒と景観が好ましく、友人たちと同じように、またゆっくり訪ねてみたいと思いながら、帰路につきました。