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my 1st colour exhibition

初めてのカラープリントに依る展覧会が決まった、来年の今頃10月 at HAMILTONS London。
それと同時にそのための本の出版も同時に進められることになった。

1986年最初のHAMILTONSでの個展からちょうど25年、あっという間に四半世紀が過ぎてしまった。
そのときギャラリーのディレクターと交わした言葉はいまも憶えているが、一緒に長いスパンで考えよう、”これからの10年で3回の展覧会” を目標に。しかし彼は10年後にぼくがギャラリーに留まっていると少しでも確信があって言ったわけではないと思う。それどころか二度目の展覧会さえ、はっきりと期待していなかったに違いない、事実殆どの無名の新人は二度目の機会を得ることは稀で、次々と消えて行くのがこの世界では普通だ。ぼくがここに入った時名前を連ねていた人でギャラリーに残っている写真家はもう誰もいない、当時の著名な作家の多くはいまは亡く、現在名を連ねる多くの作家も数人を除けばぼくはほとんど知らない。そのうちの誰が次の10年ここに残れるのかは、誰にも予測がつかないだろう。

思い返せばぼくにとってはまったく幸運な25年で、その間多くの人に支えられてきたことに何よりも感謝したいと思う。最初からずーっと頭にあったのはモノクロームプリントで、カラーのことは鼻っから考えることもなかったが、デジタルの革新的な進歩とそれに依ってもたらす環境の変化が、ぼくにカラープリントの可能性を考える機会を与えてくれた。今年の春デジタルカラーのことを話したとき、ギャラリーのオーナーに “うちでは最も保守的な道具を使う、一番保守的な人間だと思っていたのに” と笑われたが、自分でもそう思うので笑うより仕方なかった。

この展覧会のことで言えば、恐らくシグマのSD14を使うことがなければこの機会は永遠になかったかもしれない。この仕事はSD14で半ば終わっているが、あとの残りの部分をSD15でやり終えるつもりでいる。SD14から15へのバトンタッチは少し気難しいところもあるが、同じセンサーなのでまあなんとか大丈夫だろう。出来ればSD1にも間に合ってほしかったのだけれど。
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by b-road | 2010-10-08 18:33 | Trackback | Comments(0)
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