b - r o a d

M3の夢

めずらしいことにカメラの夢をみた。それもM3おまけにくっきりと97万代というシリアルナンバー付きである。ぼくは夢はよく見る方だと思うが、殆どの場合何故か著名なリーダーや政治家で、現実にはまったく会うことのない人たちである。あまり多いので夢で会った人の人名録でも作ろうかと思ったくらいだが、なぜこういう夢を見るのかはさっぱりわからない。

でその夢のM3だが、ファインダーを覗くとあの独特な50ミリのフレームではなくて、M4のような上下左右に直線並ぶフレームラインである。おかしいなとおもって覗き込むのだがやっぱりM3の角丸のフレームラインでない、それにやたらフレームラインがファインダーの隅ギリギリで、おかしいなおかしいなと思っているうちに目が覚めた。多分夢でライカを見たのは初めてだと思う。

c0202611_21542415.gif


たしかにライカがフィルムカメラを止めたと聞いた後で、ある種のセンチメンタルな思いから、最後にM3でも探してみようかというのは心のどこかにあった。これまでM3は二度か三度手に入れているはずだが、しかしM3で撮った写真の記憶はほとんどないにひとしい、だからぼくのところに長い間M3がいたことはないとおもう。M2もそうだったが使わなければカメラは持っていてもしょうがない、あくまでも写真を撮るための道具というのはライカでも他のカメラでも同じだ。

使う道具として考えると、M4以前のモデルは格好いいけど古すぎるというのがぼくの思いで、そういう意味ではM6というのが最も適当なライカだったし、それはこれからも変わらないだろう。しかしフィルムライカに終止符と聞くと、ひとつの時代の終わりと言っても良いだろうし、一抹の寂しさは拭いきれない。もし気に入ったM3を買うことになったら、ぼくなりにMの時代へのオマージュにしたいとおもうのだが、夢の続きで。
© All rights reserved.
by b-road | 2010-10-04 21:58 | Leica | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://tseike.exblog.jp/tb/15235073
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]