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retro

高画素化されたデジカメは写るということに関して今やどこのメーカーのものでも充分過ぎると思う。そういうことへの反動ではないだろうが、このところ発表のレンズにはレトロの風かと思わせるものがいくつか続いている。クラウドファンディングで立ち上げた二本のBiotar (58mmf2 & 75mm f1.5) そしてライカからは来月にも発売予定のThambar90mm f2.2である。

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タンバールの方の公式作例はすでに発表されているが、http://blog.leica-camera.com/2017/10/17/dream-sequence/ この絵で見る限りタンバールユーザーとしてはなんとも言え無い複雑な思いだ。ライカはわざわざデジタルフィルターでは表現できないと断りを入れているのに、一見してトイカメラ風に見えるこれをどう理解していいのか戸惑うが、何はともあれズマロン28ミリの例もあるので、期待半分、不安半分というところだろうか。もっともデジタル画像は同じロウファイルで撮ったものでも、仕上げ次第ではまったく違うものになりえるので、フィルム時代のタンバールのように100パーセントレンズが仕切るという写真の世界はもうないのかもしれないが。

Leica M8 / Thambar 90mm f2.2

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by b-road | 2017-10-30 16:47 | Leica M8 | Trackback | Comments(10)
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Commented by mynas at 2017-10-30 22:01
こんばんは。コメント失礼します。

旧タンバールのイメージを超える何かがあれば、単なる復刻とはまた違ったものになりますが、作例を見る限りは…といった感じでしょうか。

セイケさんの旧タンバールによる作品を、ブログや雑誌で何度か拝見していますが、いずれも個性的なレンズを活かしつつ決して流されない、セイケさんのスタイルを強く感じました。

新タンバールの作例やインプレッション、楽しみにお待ちしております。
Commented by ketangun at 2017-10-31 00:01 x
写真投稿サイト見ると、
目が痛くなるほど鮮鋭度、彩度、コントラストが高い「写り過ぎ」の写真で溢れています。
私は、こういう写真に心を動かされないようになってきました。疲れたと言ってもよいです。
最近の私の心を動かすのは、こういう写真の対極にあるものです。
セイケさんの写真は、その対極にあるんだと思います。
Commented by b-road at 2017-10-31 09:20
mynasさん、コメントありがとうございます。
80有余年その間の技術の進歩もあるでしょうが、諸々を超えて復活するレンズ、果たしてどうなるのでしょうか?
おそらく近々に登場すると思われますので、それを期待して待ちたいと思います。
Commented by b-road at 2017-10-31 09:31
ketangunさん、コメントありがとうございます。
見て疲れるような画像が多いことには、ぼくも同感です。
あまりにも非現実的で、写真というよりはアニメに近いような
感じを受けますが、日本は世の中全体がややそういう傾向にあるのかなとも思います。みんなと渡れば(渡りたくないです)怖くない(怖い)です。
Commented by RoyScheider11 at 2017-11-01 19:26
こんばんは、セイケさん。

ズマロン28mmの時も感じたのですが、このような過去のレンズを現代の技術も加味してライカが復刻させるのは、(商法的な面はひとまず別にして)意義のあることではないかと思っています。

デジタルのRAWファイルで、ある意味いかようにも出来てしまう時代ですが、それでもそのレンズ特有の描写に惹かれて入手したいという方はいらっしゃるはずです。
またフィルムで撮影されている方は中古市場で出まわなければ難しい訳ですから、今回の復刻をありがたいと思う方もいらっしゃるのかもしれません。

一抹の不安があるとすれば、ライカが何をもって『タンバール』と考えているのかという点です。

特徴的な“ぐるぐる”やリング状のボケはありますが、今回の新タンバールは似て非なるもののような気がします。

昔のものと100%同じ描写にするだけでは、せっかく復刻させるのにもったいないと思います。
ライカが考えるソフトフォーカスの新しい世界をこの新タンバールで見せてもらえれば、非常に素晴らしいことだと思うのですが…。

長文及び乱文・乱筆、失礼致しました。
Commented by b-road at 2017-11-02 12:46
RoyScheider11コメントありがとうございます。
仰言るように、ソフトフォーカスの新しい世界を新しいタンバールで見せてもらえれば、という期待はあると思います。
もうすぐですので、とにかく待ちたいと思います。
Commented by leicam2 at 2017-11-03 12:24
こんにちは。
b-roadさんが撮られるタンバールの写真は、幻想的というよりも、その場の雰囲気に独特な物語をつける絶妙な描写になっていると思います。使い手が違うと、レンズは生き生きするなと実感することしきりです。新しく発売されるタンバールの作例を見た時の違和感が、「トイカメラ風」と言う表現で、謎が解けた気になりました。これをどう料理するかは、撮り手の技量と感性によるところが大きいと思います。しかしタンバールを全く使いこなせなかった私が言うのもおかしな話ですが、作例の中には一瞬モネの絵画を連想させる雰囲気の物もあり、そんな写真も見てみたいなと、淡い期待を持っています。
Commented by b-road at 2017-11-03 20:52
leicam2さん、コメントありがとうございます。
新しいタンバールはどんな写りになるのか、ぼくも楽しみにしていますが、レンズの出来は最後のところでやはり人の判断やセンスに加えて、その時代の写真というモノが影響を与えるような気がします。
Commented by うさぎの介護人 at 2017-11-04 23:31 x
11月に入り,やっと晴れ間がのぞいてきました。少しうれしい気分になりますね。前回のレンズはタンバールだったのですね。てっきりヘクトール73ミリだと思ってしまいました。新しいタンバールも楽しみですが,やはり私は1950年代から70年代くらいのレンズに魅了されてしまいます。特にLeica M8のモノクローム写真は素晴らしく,もはや今のミラーレスや一眼レフに戻れなくなってしまっています。先日ノクティルックス50ミリf/1.1を中古カメラ屋さんで試写させてもらいました。このレンズの描写は素晴らしいですね。f/1.2があればもっと良かったのですが,何しろ最近は高額で300万円くらいで売っています。なんだか投機目的なのかなとさえ思ってしまい残念です。ライカのレンズは,安かろう悪かろうではなく,廉価でもいいものが多いと感じていますので,さらに色々なレンズに出会えればと思っています。すみません,話がそれてしまい申し訳ありません。
Commented by b-road at 2017-11-07 22:19
うさぎの介護人さん、コメントありがとうございます。
ノクティルックスはぼくもf1.0のものが一番好きです。
本当に素晴らしいと思いますが、反面とても手強いレンズではないかと思います。M8のモノクロームは独特の良さがありますね、それを聞くとなんだか嬉しくなります!