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フォーカスピーキング

かってリコーがGXRとレンズマウントユニットを発表したとき、ライカのレンズとフォーカスピーキングが話題になって、今までのライカで撮った写真はほとんどピントがきていないという人がいて、ぼくも驚いた。(マスターピースは全部アウトなのかって!)幸い今ではぼくもそんなふうに思うことはなくなったが。

その頃はライカMデジタルはM9の時代、やがて次世代の240が出るとオリンパス製のEVFが装着可能になり、フォーカスピーキングがライカのMデジタルユーザーでもふつうになった。ぼくは240系は所有していないので、同じ240系のMモノクローム246を手にして最初にしたことはEVFを付け、古いレンズを覗き、あのフォーカスピーキングとやらを確かめることだった。
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ぼくの予備知識では、古いコントラストの弱いレンズは概ね見にくく、やはり最新の非球面レンズ向きらしいというものだったので、その中間の世代DRズミクロンを最初に装着してみた。意外なことにこれはちゃんとFピーキングが分かりやすい。次に40年代最後のズミタールでこれもOKだ。次にアポ50と75は共に世代は違うがASPH、もちろん問題なし。さて次はf1のノクティルックスだが、これはきびしい。このレンズこそ欲しいんだがなーと少しがっかり。次にたぶんダメだろうと思いつつノクティのf1.2を試すと、なんとこちらは問題なし。最もこれは世界最初の非球面レンズではあるが、今のそれとは並べられないだろうと思っていたので、完全に予測が外れた。レンジファインダーでのフォーカスはF1の方がF1.2よりもピントの芯がつかみやすいので、今回のこの両者の違いは意外である。ついでにもう一本28ミリのズマロン、ダメなんじゃないのと思っていたが、今日試した中では一番と言ってもいいくらい見易い、完璧に予想が外れました。
Leica X
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by b-road | 2015-10-10 11:49 | Leica MM | Trackback | Comments(4)
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Commented by Radiofoot at 2015-10-10 18:26 x
セイケ様
いつも拝見させていただいております。今回の記事、とても意外な思いで拝見しました。と申しますのも、セイケ様がフォーカスピーキングをお使いになるイメージ(誠に勝手なイメージですが)がなかったからです。こんな質問は愚問かもしれませんが、写真において、やはりピントというものはバッチリと合っているべきものなのでしょうか?それとも、作品の意図などによってピントの正確さは異なってくるものなのでしょうか?よろしければお考えをお聞かせください。
Commented by b-road at 2015-10-10 21:46
Radiofootさん、難しいご質問をいただきましたね。
実はぼくも先週マジに撮ろうと思って、EVFをつけて撮り始めたのですが、2、3枚撮ってやめてしまいました。理由は幾つかあるのですが、一言で言えばこれはライカで撮影することとは違うと感じてしまったからです。「ピントはきっちり合っていなければ?」という点ですが、これは自分が狙ったフォーカスポイントに焦点を合わせるということは、理想だと思います。がしかしそうでなければ全部ダメかというものでないことは、写真史に残るライカによる名作が証明していると思います。デジタルになってモニターによる等倍鑑賞や、諸々のデジタル特有の事情がレンズやカメラの評価に一定の方向性を与えているとは思いますが、それがやや拡大されている面もあると思います。
フォーカスピーキングに戻りますが、三脚を使わない限りぼくには必要ないと思いました、同時に三脚につけてライカで撮ることはありませんので、結局は時々のお遊び的なアクセサリーになるだけかもしれません。
Commented by nasu_kiyoshi at 2015-10-11 00:26
清家さん、強く同感します。
結局のところ、Leicaの良さというのはOut of Controlなところにあると思ってます。逆に一眼レフだと全てUnder Controlですね。ですが世の中の全てUnder Controlなど無理な話で、Controlを諦めた方が良い結果を得られるような気がします。もちろん最善は尽くしますが、あとはお任せの心境です。そういった意味でこそLeicaを使う意味があると思ってます。
Commented by b-road at 2015-10-11 08:40
nasu_kiyoshiさん、コメントありがとうございます。
そうですね、ライカのファインダーはいつも”about"ですし、ファインダーの位置とレンズの位置はちがいますから、見ていると言っても、そもそも部妙に角度が違います。でもそこはそのくらいがいい、もっと大切なものは他にあるということですね、きっと。
ニコンの100%ファインダーのようになると、必要以上に絵作りをしてしまうということもあります。この誘惑から抜けるのもたいへんです。
写真はすべてをコントロールしようとすることは無理ですし、上手くいったと思う時には、自分以外のプラスアルファをもらっていると、自分は思っています。