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DR Summicron 50mm

いつか使いこなしてみたいというレンズは、誰にでもあるのではないだろうか。
DRズミクロンというのはぼくにとって、そんなレンズのうちの一本だ。
フイルムの時代に手に入れて、ああでもない、こうでもないと思っているうちにデジタルになってしまうと、こんどはデジタルMでは制限があって使いたくても使えない。その美しいターレットをただ恨めしく思いながら眺めている。

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きりきりと切れるようなマクロレンズとは違って、普通のズミクロンを工夫して近接も撮れるレンズに仕上げたDRの描写は、今様マクロレンズとはまったく違うものだが、それがこのレンズの世界と言っていいのだろうと思う。食の世界にはスローフードというものがあるそうだが、ライカのデジタルMとDRの組み合わせには、そういうものに通じる味があるのではないだろうか。
Leica M Monochrom / DR Summicron 50mm f2.0
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by b-road | 2014-09-14 11:42 | Leica MM | Trackback | Comments(12)
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Commented by こうたろう at 2014-09-14 16:38 x
これは美しい写真です。
暗部から明部にかけての湿度のあるグラデーションが美しいです。
DRは使いたい50mmの一つです。
Commented by b-road at 2014-09-14 19:05
こうたろうさん、ありがとうございます。
このレンズには、家庭料理に通ずるような良さがるように
思います。例えは適当でないかもしれませんが、、、。
Commented by こうたろう at 2014-09-14 19:23 x
家庭料理ですか。
ズミクロンには、多少外連味ともいえるようなものも感じてもいたので意外なお言葉です。
日常的、普段着、中庸とでもいった感じでしょうか?
であれば、必要不可欠なベーシックな一本、というこじつけも出来てしまったり(笑)
Commented by b-road at 2014-09-14 20:12
こうたろうさん、あまり引き込まないでくださいね!
ぼくは食通でもなんでもないので、すぐにギブアップしますから。しかしいくら美味を追求したところで、人間毎日とはいきません。毎日飽きずに美味しく食べられる世界とは違います。
もともと50ミリというのは、例えばそういう性格のものであったのではないでしょうか?
Commented by こうたろう at 2014-09-14 21:30 x
50mmは毎日のご飯のよう、そう伺うとすんなり分かる気がします。
まさかそれがDRとは思いませんでした。
ルックスかクロンか、といった究極の選択的な話は本来とずれているわけですね。
なるほどです。
Commented by b-road at 2014-09-15 07:25
こうたろうさん、パーフェクトなレンズというのがあればいいのですが、f1.4のズミクロンがあればいいと思ったり、f2のズミルックスがと思ったり、悩みはいつまでも?
しかしDRはやはりぼくにとっては最近の非球面オンパレードと比べてオーガニックな味わいが強いです。
Commented by see6969 at 2014-09-15 11:18
DRは2本目に使ったライカレンズでした。
数多いM型用50mmにどうしても使用頻度が少なくなり、
自分には勿体ないと感じて今は手元を離れていますが、
また使いたいライカレンズの筆頭です!
状態にもよるかもしれませんが、年代ものとは思えない十分な力強い描写は自分にとっては少し味の濃いご馳走でしたが、
セイケさんの様な作家の方からすると家庭料理と言う位置づけなのも納得できる様な気がします。
後、これでもかと言う位のモノとしての存在感はM3と組み合わせると堪らないものがありました!
多分DRとM3の組み合わせは最もカッコいいのでは?と思うくらいで。。
今回の1枚を拝見して、これまた欲しくなり非常に困ります^^;
Commented by b-road at 2014-09-15 18:21
see6969さん、M3とのコンビでしたら、最高ですね。
モノとしてみた場合ライカの数多いレンズの中でも、
極めて存在感のある、ズミクロンの中のズミクロンですね。
Commented by 近藤徹 at 2014-09-27 08:06 x
こんにちは、カメラの連載が終わってしまいショックを受けています。本はともかくあのエッセイを楽しみにしておりました。また、何処かでのエッセイを拝読できるのを楽しみにしております。
さて、M8を買ってみてレンズをあれこれ考えました。売り買いと使ってみて最終的にズマールを一番持ち出しておりました。結果、残ったレンズは懇意にしているカメラ屋さんに託して愛用してくださる方へお譲りしました。まだ使いこなせておりませんがカメラを持ち出したくなるレンズだと感じております。
Commented by b-road at 2014-09-27 10:08
近藤 徹さん、カメラマガジンの連載をいつも読んでいただいて、ありがとうございます。
写真の原稿よりは、、実は原稿用紙二枚ほどの文字原稿を書くことの方が、ぼくには大変でした。ですからそれを楽しみにしていて下さる読者がいたことは、とても嬉しいです。
季刊になって本がどういう風になるかまだわかりませんが、
もしもまた何か書くチャンスがあれば、今日のいただいたコメントを忘れないでいたいと思います。
Commented by 近藤徹 at 2014-09-27 18:03 x
先生の作品とあのエッセイは私のカメラ趣味を大きく変えてしまいました。掲載の無い月はいささか心に穴があいた様な空虚さを感じました。私にとって写真は自分のみ満足出来れば良い者です。これまで満足を得る事が出来なかった私の写真に対する方向性を導いて頂いた気が致します。これから寒い季節になりますのでくれぐれもお身体ご自愛の程心よりお願い申し上げます。
Commented by b-road at 2014-09-27 21:01
近藤徹さん、ご丁寧なメッセージをいただき、
心から感謝申し上げます。
本当に有難うございます。