IE9ピン留め

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個展 Untitled

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シグマのDP2を使い始めたのが2009年の5月、最初はどうなることかと思っていたDP2だが、ある日A3のプリントをした途端にぼくの思いは一変した。それまでにもニコンやキャノンマウント、それにフォーサイズのDSLRやRD1も使っていたが、ほとんどはPCのモニターで眺めて終わるという程度の使い方だった。デジカメに触れるというのはそういうことでしかなかったのだが、このDP2で一変したのである。それまではライカのフィルムで撮りスキャンしてインクジェットでプリントしたものが、デジタルモノクロームでも最上と信じて疑わなかったのだが、これはぼくの中であっけなく崩れてしまった、実に恐ろしいコンパクトデジカメでもある。

デジタル画像はプリントしてハードコピーになって初めて写真と呼べるのだけれど、DP2以前のぼくの使ったデジタルカメラは、画像を写真にして見ようという気にはさせてくれなかったのかもしれないし、あるいはぼくがDP2のプリントで急に目覚めたのかもしれない。いずれにせよ最初のDP2のプリント以来、DP2で撮ったものだけで展示がしてみたいと思うようになり、ブリッツの福川氏に相談すると快く賛同を得られたので今回の展覧会になった。

DP2は35ミリ換算で41ミリなので、他の焦点距離のレンズとなると28ミリのDP1かあとはシグマのSDシリーズしかない。当然のようにSD14も手に入れたが、これはDP2の一眼レフ化されたカメラとは違う印象で、ぼくの使い方ではDP2はライカと同伴することが多く、SDは単独で被写体もDP2とは異なる。今回SDで撮ったものは2点含まれているが、展示のほとんどはDP2によるものである。

デジカメは画像をモニターで見るだけでも愉しいことはたのしいが、それで終わっては惜しいと思うし、充分とは言えないと思う。今はプリンターも相当良くなっているのでA3くらいのプリントなら誰にでも出来る。そしてプリントを作る過程とその時間は、自分の撮ったモノから少し距離をとってながめることになり、そうすることで見えることも少なくない。展示するプリントは特別難しいことは何もしていない、ロウで撮ってシグマのフリー現像ソフトSPPで標準現像、あとはエプソンのプリンターで出力、ペーパーも国産のものである。普通に撮って普通にプロセス、それでもDP2の持つポテンシャルは充分に感じることができると思う。ぼくが驚いたDP2のそれは、1年以上経った今でもぼくの中でまだまだとつぶやいている。
DP2/RAW : SIGMA Photo Pro 4.0
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by b-road | 2010-09-03 10:03 | DP2 | Trackback | Comments(0)
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